ブルーライト(青色LED)を利用したニキビ治療が、ニキビの先端治療として、徐々に広がりを見せています。
なんと、ブルーライトはニキビの原因のアクネ菌を滅菌する効果があることが分かったからです。
痛みや肌荒れなどのリスクもなく、高い効果が期待されるのですが、専門機関での治療にはまだまだ高額なため、なかなか治療を受けづらいのが現状です。
ですが、最近、美容機器メーカー各社から、ブルーライト照射ができるニキビ用美顔器が発売されだしました。
これを使えば、皮膚科の最先端治療と同じブルーライト治療が自宅でいつでも簡単に行うことができます。
このページでは、そんなブルーライト付きニキビ用美顔器のおすすめ商品を紹介しています。
合わせてブルーライトがなぜニキビ治療に効果があるのかについても分かりやすく説明しています。
原因菌そのものを滅菌するブルーライトなら、あらゆるタイプのニキビに効果が期待できます。
皮膚科に比べると価格もかなり抑えられるので、是非チェックしてみてください。
なぜブルーライトがニキビに効果があるのか
ブルーライトは、目に見える光(可視光性)の中の青色の波長の光のこと。
なので、蛍光灯や太陽の光の中にもブルーライトは含まれています。
美顔器のブルーライトは、青色LEDで照射されます。
青や赤、緑といったLEDの光は、種類よって様々な効果があることが分かっており、ブルーライトには、ニキビの原因になる「アクネ菌」を殺菌する効果が確認されています。
ニキビの原因といわれているアクネ菌は、実は健康な肌にも存在する常在菌。
過剰な皮脂分泌やたまった角質などで毛穴がつまるとアクネ菌が過剰に増えてしまい、これがニキビの原因になります。
アクネ菌はつまった毛穴の中で「ポルフィリン」という物質を生み出し、皮膚の細胞を傷つけて炎症を起こします。
このポルフィリンにブルーライトを当てると、ポルフィリンが光を吸収して活性酸素が発生。
酸素を嫌うアクネ菌は、この活性酸素によって破壊され、過剰な増殖を抑えられるから、ブルーライトはニキビに効果があるんです。
他にもブルーライトには、
- ニキビの炎症の鎮静化
- 皮脂の過剰分泌の抑制
- 皮脂再生作用
といった効果があり、アクネ菌を滅菌するだけでなく、ニキビのできにくい肌環境に整えてくれます。
皮膚科治療と家庭用ブルーライト美顔器の違い
実は皮膚科治療で使われるブルーライトも家庭用美顔器のブルーライトも使うのは同じ波長の光です。
なので、アクネ菌を滅菌する効果に大きな違いはありません。
皮膚科治療のほうが青色LEDの出力が高く、1回の照射の範囲が広くなっています。
ですが、皮膚科治療は1回に2~3万円かかる上に、効果を出すためには何度も通って時間をかける必要があります。
一方、美顔器は、1~3万円程度で購入することができ、自分の好きなタイミングで毎日使用することができるのが魅力です。
1回にかかる時間もわずかなので、例えばお風呂上りにテレビや雑誌を見ながら自分のペースでケアしてOK。
皮膚科のブルーライト治療と、家庭用美顔器でのケアとの違いを簡単にまとめると以下のとおりです。
- 専門家が治療方法を提案
- 薬と併用
- 洗顔や食事などのアドバイス
- 値段が高額になる
- 通う時間をとるのが大変
- 皮膚科1回分の値段で買える
- 自分のタイミングでケアできる
- 毎日殺菌できる
- 効果が出るまで不安はある
やはり皮膚科でお医者さんに相談して治療するのが、1番効果が期待できると思います。
ただ、家庭用美顔器なら、同じブルーライトを使ったケアが、皮膚科治療1回分で何度でもできるので、まずは一度家庭用美顔器を試してみることをおすすめします。
ブルーライト付きニキビ用美顔器おすすめ4選
ESPADA(エスパーダ)
「ESPADA(エスパーダ)」は、スウェーデン発の美顔器メーカー「FOREO(フォレオ)」のニキビ専用美顔器です。
こちらもアメリカFDAの認証を受けたニキビ専用美顔器です。
ニキビ対策というと、「薬」や「病院」のちょっと固いイメージがつきまといますが、ESPADAはデザインもおしゃれ。
カラーもマジェンタ、ピンク、コバルトブルーの3色から選ぶことができます。
ニキビケアって、なんとなく恥ずかしくて隠れてやるようなイメージなんですが、こんなにポップだと、毎日のケアも楽しんでできそうです。
もちろんデザインがかわいいだけではありません。
FOREOは、毎分8000回もの振動を発生させる独自のT-Sonic™という技術で、電動歯ブラシや、音波振動のクレンジング・マッサージによる美顔器などを得意としています。
なので、ブルーライトがアクネ菌を殺菌するだけでななく、音波振動のマッサージで肌の再生を促進。
28日間のユーザーの臨床試験では、
- 肌がよりきれいになった100%
- 吹き出物が少なくなった80%
- 肌がより健康的になった90%
という結果が出ています。
価格も他に比べて安価なので、思春期ニキビなどに悩む若い世代におすすめの美顔器です。
トリア・アクネリークリアブルーライト
1番のおすすめは、「トリア・アクネリークリアブルーライト」です。
日本のブルーライト付きの美顔器はニキビ専用ではなく、「肌ケアの一部としてニキビもケアできる」というものです。
ですが、アクネリークリアブルーライトは、ニキビケア専用に作られた美顔器なので、LEDライトのパワーが違います。
そもそもトリアは、医療用レーザーなどを家庭用に調整し、アメリカFDA(日本でいう厚生労働省)の認可を受けて医療機器として販売している、家庭用光美容器のトップ企業。
アクネリークリアブルーライトは、そんな光美容のプロ集団「トリア」が、ブルーライトの発生基盤(半導体)から開発しました。
なので、他社製品のおよそ8倍のパワーでアクネ菌を滅菌します。
ブルーライトの殺菌力は、LEDの光の強さによって決まります。
8週間の利用による臨床試験の結果、96%の人がニキビの再発が減り、肌が明るくなったと報告。
自宅でブルーライトによる本格的なニキビケアをしたいという人におすすめの商品です。
セットでついてくるニキビケア用の洗顔フォームとローションも使えば、肌を清潔に整えてくれます。
トリア「アクネリークリアブルーライト(Acnery Clear Blue Light)」の特徴・口コミを徹底解説。ニキビケア用美顔器
アクネリークリアブルーライトは、Amazon、楽天からも同じ値段で購入できますが、公式サイトからの購入が圧倒的にお得です。
公式 | Amazon・楽天 | |
製品保証 | 2年 | 1年 |
洗顔フォーム・ローション | 2本ずつ | 1本ずつ |
美ルル クラッシィ
美ルル クラッシィは、超音波美顔器として有名ですが、ニキビケアにも効果が期待できる美顔器です。
一番の特徴は1秒間に300万回の超音波振動で肌の余分な角質や汚れをはじき出すこと。
加えてプラスイオンでマイナス因子の汚れを吸着。
更にマイナスイオンをによって美容成分をイオン化して肌の奥まで浸透させます。
青、赤、緑のLEDを照射して肌ケアもしますが、LEDはメインではないので出力は弱く、殺菌性能は高くありません。
どちらかというと超音波やイオンで肌の汚れを落とし、しっかり保湿して肌質自体を改善させることでニキビケアにも効果があるという商品です。
ブルーライトの高い殺菌効果を求める人には不向きですが、ニキビ跡の肌ケアも合わせてしたい人におすすめです。
美ルル クラッシィのブルーライトだけを大きくして増やし、更にニキビに特化させた「美ルル フォーアクネ」という商品もあります。
ですが、元々美ルル クラッシィの青色LEDは出力が強くないので、大きくしただけではあまりアクネ菌への殺菌効果は期待できないのではないかと思います。
であれば、美ルル クラッシィの超音波やイオン導出の機能で肌質を整えたほうが効果は高いでしょう。
ララルーチュRF
ララルーチュRFを開発したのは女優の杉本彩さん。
この手の商品は芸能人プロデュースといいながら、ほとんど名前を貸しただけなんてことが多いんですが、なんとご本人自ら美顔器の基盤の出力調整を行って開発しています。
EMSという、筋肉に電気刺激を与えることがで収縮する技術によって肌にハリを与え、血行を促進。
また、コアパルスという独自の電気刺激で美容成分を肌の奥に浸透させます。
青色LEDも搭載しており、アクネ菌への殺菌効果もありますが、やはりこちらもLEDの出力は弱めです。
肌の状態を整える美顔器としての総合的な機能で、ニキビへの効果が期待できるというものです。
ブルーライト付きニキビ用美顔器まとめ
ブルーライト付きニキビ用美顔器4商品を紹介しました。
元々LEDなどの光を使った医療は、アメリカなどでは一般的な治療ですが、日本ではまだそれほど浸透していません。
なので、ブルーライトでアクネ菌を殺菌するというニキビケアについても出遅れ気味。
このため、トリア・アクネリークリアブルーライトやESPADAといった海外製のもののほうがブルーライトの出力が強く、効果が期待できます。
皮膚科でのニキビ治療は専門家がじっくりと治療してくれて効果も高いですが、10万円~と、まだまだ高額です。
集中して治療したくても、なかなか時間がとれず結局効果が出るのに時間がかかってしまったり、途中で通えなくなってしまうなんてことも。
家庭用の美顔器であれば、皮膚科1回分の値段で買えて、空いた時間で毎日集中的にケアすることができます。